恐怖の “ゴキブリ” マーケティング

2017.06.25

近頃、AIとかIoTとか、そういった人間の仕事を機械に代替させていくってことが、大きなトレンドになってきていますよね。そう言えば以前に役所で、印紙を売っている人たちを見て「自販機でいいのでは?」と感じたことを思い出しました。

実はAIとかIoTがある程度進歩してきているので、自販機で代替できる仕事ってかなり多いんですね。そういった中でわざわざ手間暇かけて、人から買うっていうのは、一体何なのだろうと疑問に思ったわけです。

さて、今日は「恐怖の“ゴキブリ”マーケティング」というお話をします。最近話題になった広告の例として、これ以上ないほど秀逸なものについてのお話なので、ぜひお読みください。

「これはやられたなぁ・・・」

第一声がこれでした。実際に見た人もいるかもしれないんですけど、キンチョールの新聞広告がかつてないほど素晴らしく、そして衝撃的で、ここ数年の新聞広告の中じゃこれが一番のデキだと思いました。

キンチョールの新聞広告に超難解な折り紙

これ「折り紙」なんですね。新聞広告で折り紙ってマジかぁ...、そう思わずにはいられないんですけど、それが“超難関の折り紙”って言われると、なんか挑戦したくなりませんか?(笑)

で、実際に作ってみると、できあがるものが「ゴキブリ」なわけですよ。もうこうなると面白いやら、気持ち悪いやら、ほとんどパニックになってSNSでも話題になりますし、そこからウェブメディアも一気に食いつくわけです。

新聞広告って、今じゃウェブ広告に売上が負けるほど広告として弱っていて、どの会社もあまり真剣に取り扱っていないんですけど、今回の広告は新聞広告だからこそできる手法で、そこからネットに広がったので、まさにリアルからウェブまで一気に駆け抜けたんですね。

それも「ゴキブリ」という強烈な印象を多くの人に焼き付けたんです。この広告のポイントは

・超難解な折り紙で作成意欲を刺激
・キンチョール提供ってことで作っている間にまさか…、という期待感や不安感をあおる
・完成すると「ゴキブリ」ができあがる

大きく言えばこの3点で

・新聞広告と折り紙の組み合わせ
・キンチョールとゴキブリの組み合わせ

このコラボレーションが絶妙にハマったのが、成功の大きなポイントです。

見てもらうだけが広告ではない

広告って、人に見てもらうことばかりがどうしても考えられがちなんですけど、大事なのは

  • 「覚えてもらうこと」
  • 「興味を持ってもらうこと」
  • 「買ってもらうこと」

ざっくり言えばこの3点です。で、今の時代だと何よりも知ってもらうことが大変なので

「覚えてもらうこと」
「興味を持ってもらうこと」

この二つがまず重視されるんですね。

けど、これって、ただ見てもらうだけの広告だとけっこう弱いんです。そういった中で、今求められているのが、お客さんや見込み客にちょっとした手間をかけて“体験”を通して商品や会社を知ってもらうという「体験型広告」なんですね。

今回の折り紙もそうですし、ロッテが少し前にやった赤ちゃんが泣き止む動画とか、転職サービスのアデコがやった「自分の転職成功映画広告が作れる」といった企画もそうです。

広告って、多くの人が基本的に嫌っているところがあるので、こういう体験型広告は

  • 「楽しみ」とか
  • 「役立つ」とか

そういった別の感情を抱かせる点で今注目されていますし、実際に試され始めているんです。

体験型広告って意外とポピュラー

で、これは多くの人にとって難しそうに見えるんですけど、実はものすごく簡単であなたにもできる手法なんですね。なぜなら、昔からある“実演販売”。これも言わば体験型広告の一つなんですから。

多くの人が気付いていないんですけど、ここまで話したような体験型広告というのは、実はこれまでもけっこうあったんですね。ただ、それが広告と呼ばれていなかっただけなんです。

なんて言われていたかというと“セールス”って言われていました。

つまり、今の体験型広告のブームというのは、いわゆるセールスの派生みたいなもので、セールスとしてやってきたことを、広告としても活用しようって動きでしかないんです。

発想の転換みたいなもので、セールスとして売れなくても、広告として名前が売れればひとまずは成功みたいな話です。

なので、あなたにも簡単にできます。もちろん売れるに越したことはないんですけど、売れなくても、まず知ってもらえれば次につながる。そういう意識を持ってみましょう。

販売は広告である。こう考えて売り方を考え直してみたり、何か人を楽しませる企画を取り入れてみたり、お客さんに直接ふれる機会を増やしてみる。

すると自然に人の興味が集まってきて、やっている内にどんどん商品が売れていくようになっていきます。

大切なのは、どんな方法であれ

  • 知ってもらうこと
  • 興味をもってもらうこと

これだけなんです。

今日の格言

すべてがなるようになる

ただ人間は

それを愛しさえすればよいのだ

by ロマン・ロラン

この記事を書いた人 畑岡 宏光

1971年12月20日、兵庫県神戸市生まれ。 有限会社自由人代表取締役。日本初の情報起業家。 とある政治家のネット戦略のコンサルタント。 伝説のネット起業家養成塾、畑岡塾・塾長。 ビジネスの本質をはずさないことを信条としており転売・アフィリエイト・情報販売・投資、全てにおいて大成功を修める、まさに日本におけるミリオネアメーカー。

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1971年12月20日、兵庫県神戸市生まれ。
有限会社自由人代表取締役。日本初の情報起業家。
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伝説のネット起業家養成塾、畑岡塾・塾長。

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