今さら聞けないビットコインとその歴史

2017.04.06

ビットコインとは、いったいどんなものなのでしょうか? 聞いたことはあるけれど、よくわからないという人も多いと思います。

一時期、多くのメディアで「ビットコインの使えるお店が増えている」などと話題になりましたが、その後ビットコイン交換所で大量のビットコインが消失する事件が報道されたので、「危ないものだ」「怪しそう」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

ビットコインとは、いわゆる「仮想通貨」と呼ばれるものの一種です。ゲームをやる人ならわかると思いますが、ゲーム内で稼いでアイテムを買ったりするギルやゴールドといったお金、これがいわゆる仮想通貨で、当然そのゲームの中でしか使えません。

ビットコインは実体のないお金という意味では、このゲーム内の仮想通貨と同じものですが、こちらは実際に買い物ができ、現金に換金することもできるのです。なぜそんなことが可能なのか、ビットコインとお金について考えてみましょう。

そもそも「お金」って?

日本のお札と硬貨

人が欲しいものを手に入れる方法として、大昔は物々交換をしていました。自分の畑で作った野菜と、漁師が獲った魚を交換するとか、そもそも年貢(税金)もお米で納めていたわけですから、これはなかなか大変です。交換するものが無ければ欲しいものを手に入れることはできませんし、とても非効率的です。

その後貨幣として小判などが流通するようになります。これで野菜や米や魚や反物などを持っていかなくても、欲しい物を手に入れることができるようになりました。現在のお金と違うところは、小判などには実際に金や銀が使われていたことです。そのもの自体に価値があるので、みんな安心して取引ができたわけです。

しかし、現在流通している紙幣や硬貨…これはそのもの自体に価値はありません。工夫を凝らしてあるとはいえ、紙と安い金属です。この紙と金属が価値のあるものだという共通の認識ができて、初めてお金として流通して利用できるようになります。

いわゆる「お約束」です。皆がこの「1万円札を持っていけば、1万円分の商品と交換できる」というお約束を信じているから、ただの紙や金属ではなくなるのです。

偽札作りの罪が重い理由はここにあります。「お約束」が信じられなくなるだけでなく、偽札づくりが横行すれば、貨幣価値が暴落し、経済が混乱して、国の根幹を揺るがすことになるからです。

偽札を作ってそれを使う行為は、無期、または三年以上の懲役という、刑罰的には死刑が無いというだけで、殺人に次ぐ重罪になっています。未成年者がお遊び感覚で自宅のプリンターで偽札を作って使ったとしても、懲役3年から15年の罪になり、確実に少年院に入ることになります。

実体のないお金ビットコイン

仮想通貨であるビットコインが、なぜ流通しているのか。偽札どころか、実体すらもないのがビットコインです。胡散臭く思う人がいるのも頷けます。

そのひとつが先にあげた「お約束」だと思ってください。紙や安い金属が、多くの人々の共通認識で価値のあるものになっているように、ビットコインも多くの人が価値を認めているから、通貨として存在できるのです。

最近では、クレジットカードやデビットカードだけでなく、貯めたポイントで支払いうなど、買い物の際に現金を使わないことも増えてきました。「現金の取引以外信用できない!」という人もいると思いますが、もうすでに私たちは、現金を手にしていなくても物を買ったり売ったりすることができる世界にいるのです。

ビットコインは誰が発行しているのか

空に浮かぶたくさんの?マーク

お金は誰かが発行しなければ流通しません。ビットコインがお金であるならば、誰かが発行しているはずです。しかし、その答えは「誰も発行していません」…これがなかなか納得できないところです。

簡単に言ってしまうと、ビットコインのプログラムが発行しているのです。どこかの国や、個人が管理して発行しているものではないのです。ますます怪しく思えてきた人もいるかもしれません。何かあった時、責任者がどこにもいないなんて信じられないと思うのも無理はありません。

そもそもはただのプログラムだったビットコイン

ビットコインについて検索すると「サトシ・ナカモト」という人物名に出くわします。日本人なのかもわからない謎の人物らしいのですが、この方が書いた論文がビットコインのプログラムの元になっています。

ビットコインのような仮想通貨のことを暗号通貨といいますが、暗号を利用することで、偽造や情報の書き換えができないようになっています。当初は、サトシ・ナカモト氏が書いた論文の暗号通貨(ビットコイン)のプログラムを、専門家たちが研究、検証していただけだったのです。

それが「このプログラムかなり使えるんじゃない?」ということになり、それを共通認識とする人の間でビットコインによる取引が始まり、どんどん広がっていったのです。最初から新しい世界共通の通貨を創造しよう! というわけではなかったところが興味深いです。

ビットコインは世界共通の通貨

現在は、円だったりドルだったりバーツだったりと、国ごとに違う通貨を利用しています。海外旅行に行く際は、その国のお金と交換しなければいけません。貨幣を発行しているのは各国です。しかし、国によって貨幣価値が違いますし、経済状況も日々変動していきます。1ドルが100円の時もあれば、130円の時もあるのです。

ビットコインの場合は、全世界共通の通貨単位になります。日本でもアメリカでもタイでも、1ビットコインは1ビットコインです。ただしその1ビットコインに換金するためにかかる金額は、国や換金のタイミングによって変わってきます。

ビットコインを使う者同士であれば、世界中誰とでも直接送金ができます。海外送金は手数料が高くついてしまいますが、ビットコインの場合は銀行が介入しないので、この手数料がわずかで済むのが大きな特長です。

それもこれも仮想通貨だからなのです。インターネットで簡単に世界中と繋がれる現代において、ビットコインという仮想通貨の認識を共有するということは、大変便利な「お約束」なのです。

ビットコインの採掘(発掘)とは?

ビットコインは仮想通貨のプログラムですが、調べていると「発掘」「採掘」という単語がよく出てきます。そのため、ネット上のどこかにお宝としてビットコインが埋まっていて、それを発掘する人たちがいるのかと思ってしまう人もいるようです。

まるでゴールドラッシュのように、金脈みたいなものがネットのどこかにある…というと何だかドラマチックですが、残念ながらそういうことではありません。

ビットコインのプログラムの仕組みは、素人には難しすぎて理解するのは困難なものですが、「採掘」というのは、ビットコインでの取引の承認作業のことなのです。ビットコインでやり取りされた取引のすべては記録され、ネット上でリアルタイムに参照できるようになっています。

全ての取引は「承認」されて初めて「この取引は安全です」と確認できるので、この承認作業を世界中で競争して行っているのです。なぜそんなことをするのかと言えば、一番乗りで承認作業をすると報酬(ビットコイン)が貰えるからです。暗号を一番先に解いた人に対するご褒美と思ってください。

承認作業の図解イラスト

【図解】報酬(ビットコイン)が貰えるまでの流れ

この複雑な暗号を解くためにコンピューターを使って延々と計算する作業と、真っ先にその暗号キー掘り当てることが金脈の発掘、採掘に例えられて、そう言われるようになったようです。

ビットコインの未来

「発掘」「採掘」によって報酬を貰えるといっても、そこに報酬を支払っている人間は存在するわけではなく、そのようにプログラミングされているのです。この仕組みによって人々が勝手に承認作業をし、セキュリティが完璧になるということを予測して作られたプログラムだとしたら凄いですね。

ビットコインの発行枚数は2,100万ビットコインと上限が決まっていて、4年ごとに採掘の報酬が半分に減るようなプログラムになっているそうです。上限が決まっていることにより、無限に通貨が発行されて貨幣価値が下がることもないわけです。

報酬としてビットコインが発行されなくなったら、承認作業をする人がいなくなってしまうのでは? と思うかもしれません。おそらくですが、2,100万ビットコインがすべて発行される頃には、ビットコイン利用者が増え、送金手数料で報酬がまかなえるようになっているのではないかと思います。

まとめ

ビットコインが世界共通通貨になったら便利なのは間違いないですが、日本ではまだまだビットコインを活用している人は少ないようです。

ガラケー利用者がたくさんいたり、レンタルDVDやCDショップが健在だったりと、日本は多方面でガラパゴス化していると言われています。新しいものに対して慎重になってしまう国民性なのかもしれません。

その半面、流行しているものには飛びついてしまうところもあります。最近ビットコインのテレビCMも見かけるようになりました。このままたくさんの人に認知され、利用する人が一定数を超えれば、爆発的に利用者が増える可能性があります。はたしてビットコインは日本で普及して定着するのでしょうか。

この記事を書いた人 NBSプロフェッショナルチーム

「NBSプロフェッショナルチーム」とは畑岡宏光監修のネットビジネス精鋭チームです。ありとあらゆるジャンルのネットビジネスのプロから最新の情報を仕入れ、実践し、結果が出たものだけを厳選して、初心者から上級者まで分かりやすく丁寧にあなたにお届けし続けていきます!

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1971年12月20日、兵庫県神戸市生まれ。
有限会社自由人代表取締役。日本初の情報起業家。
とある政治家のネット戦略のコンサルタント。
伝説のネット起業家養成塾、畑岡塾・塾長。

ビジネスの本質をはずさないことを信条としており転売・アフィリエイト・情報販売・投資、全てにおいて大成功を修める、まさに日本におけるミリオネアメーカー。

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